Boston周辺と野生動物
Bostonという町は、日本でいう市で良いと思いますので、Downtownというビルが並ぶ都心部から住宅街が中心になる郊外までと、それなりに広いです。僕が見ているのはDowntownからLongwood Medical and Academic Areaくらいまで。あとは、Bostonの隣町であるBrooklineを少し、Harvard Business SchoolやHarvard StadiumがあるLower Allstonあたり、そして、Bostonから見て、Charles Riverを越えたところにあるCambridgeになります。CambridgeもBostonと同じように広いので、MITのKillian CourtからHarvard Yardくらいまで。
Charles Riverを境におおまかに分けると、南側にBoston、北側にCambridgeのイメージ。BostonはCambridgeに比べて高めの建物が並ぶ都心から郊外、Cambridgeは赤レンガの外装が目立つ住宅街かなと思っています。
このような町に野生動物がいます。日本で野良猫を見る頻度くらい、福島市で野良猫を見る頻度より多いくらい、人間の社会に共存しているかのように、よく遭遇します。尻尾を猫じゃらしのようにピクピクと動かすリス、両手の手のひらに乗るくらいの大きさの茶色のうさぎ、アヒルより数倍は大きいかなと思うサイズのカモ(カナダガン)、堂々と道を横断するシチメンチョウ(ターキー)。この時期は冬眠に備えてか、みんなムチムチです。天敵がいなく、人と一緒に生活している感じ。一方で、これらの野生動物の天敵になりうる野良猫は見かけません。先日、野良猫だと思って近づくと、飼い主が玄関から出入りさせている飼い猫。真っ黒で太々しく僕をひと睨み。飼い主に聞くと、名前はNinjaというそうな。黒だからNinjaだ、と飼い主。日本人にはあまりない発想かもしれません。
ちなみに、犬はいつも飼い主と一緒。スーパーマーケットでも、レストランでも、飼い主と一緒に入ってきます。日本のように外に繋いで待たせることはしません。大学の図書館にも入ってきます。犬はすごく幸せそう。ただ、レストランで、飼い主が食事をしているのをテーブルの下から覗いている犬の様子は、幸せなのか、そうではないのか、何とも言えない感じではあります。(Y.K.)